『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』のネタバレ感想と評価!つまらない面白いみんなの評判は?

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『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』の評価とネタバレ感想!つまらない面白いみんなの評判は?

『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』を実際に観た感想を述べ、作品の評価をさせていただきます!

面白いのか・面白くないのか、視聴した人はどんな感想や評判なのかも気になるので調査しましたよ。

この記事の内容
  • 『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』の評価
  • 『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』を観たネタバレ感想レビュー!
  • 『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』のみんなの口コミや評判!つまらない?微妙?

私は残念ながら前作の『青春ジャック 止められるか、俺たちを』は、鑑賞していないのですが、それでも充分楽しめます。

この作品は、若松孝二監督が名古屋に作ったミニシアターの、シネマスコーレを舞台にした青春群像劇!

ウラン

こんなに映画愛に溢れた作品、ぜひ多くの人に知ってもらいたいなぁ♪

もくじ

『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』のネタバレ感想と評価レビュー

当サイトの評価 4.5

『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』の映画の感想を率直に申し上げると、とても面白かったです!

前知識のない状態での鑑賞でしたが、観る事ができて本当によかった〜。

個人的な感想は以下です。

面白かった点
  • 若松監督と木全支配人の映画愛
  • 井上青年と金本法子の青春
  • 印象深いシーン
  • 感動の生舞台挨拶とサイン会
ウラン

面白くない、つまらないという感想は探してもありませんでした。

上から順に1つずつ感想を述べていきますね!

若松監督と木全支配人の映画愛

若松監督と、木全支配人は性格や考え方は違っても映画愛は同じです。

撮影現場で圧倒的な監督ぶりを発揮する若松監督を演じた井浦新さんですが、こんな役柄もこなせるんだ〜って少し驚いちゃいました。

これほど魅力的に演じられたのは、若松監督の作品の多くに出演した井浦新さんならではで、彼自身もこの役を楽しんだのではないかと思います!

井浦さんは、演技というより自然に若松監督になっていて、怒ってばかりでも優しさもあり、映画への情熱はスクリーンから溢れていました

ウラン

井浦さんの演技は本当に凄いです!本人が意識しなくても、監督だったらこうしてた、というのが自然に出てきたみたいです

シネマスコーレの支配人を演じた東出昌大さんは、実際の木全さんを仕草や猫背といった姿勢を完コピしたそうです。

集客が悪くなるシアターに、自分の映画以外はピンク映画を上映しろと言う若松監督に対し、木全支配人は納得ができない。

インデペンデント系の映画、つまりピンクだけではなくて、自主制作のいい映画を上映したいと若松監督に強く訴えかけちゃうような、これまた映画愛があるんですよね。

決して強気ではなくやんわりと言う木全さんだけど、監督に「好きにしろ」と言わせるあたり、信頼度も高いと思いました!

ウラン

木全さんのよく言う「これから、これから」と言う台詞がほっこりしていて、好きなんですよね〜。

井上青年と金本法子の青春

井上淳一、つまり今作の監督が井上青年(浪人生)なんです。

大人しそうで真面目な井上青年ですが、彼もまた監督になりたいと夢を持ち、監督に「弟子にしてください」と勇気を出して言います。

1番驚いたのが新幹線のホームに、みんなで監督を見送りに行った時の井上くんの行動です。

いやぁ、観ていてもしかしたら…とは思ったんですが、新幹線に乗っちゃった井上くんにはビックリ!!

井上くんは、意外に行動力があって、実は心の中に強い思いを持ち続けているそんな青年なんですね。

でも、その辺は監督らしいと言うか「そっか、乗っちゃったのか?入場券で?」と、動じる事ないのでさすがだな、と思いました。

監督は、ついてきた事に怒る事なく、「まずは大学に入りなさい。給料はでないけど。4年で監督にしてあげるから」と、井上くんに言うあたりは、根は面倒見のいい人なんだろうな〜。

監督が、井上くんに「お前の撮りたいものはなんだ」と訊くシーンがあるのですが…。

「そんなんじゃねえんだよ、お前が怒っているもんを撮るんだよ!」と監督が言うシーンは、井上くんへの愛情と期待があったのでは?と、私は思います。

ウラン

井上くんも、映画愛があったからこそ監督についていったのでしょうね。

芋生悠さん演ずる金本法子は、フィクションのようですが、井上くん同様に映画監督志望の大学生です。

彼女は、シネマスコーレでバイトをしながら、監督や木全さん、井上くんと関わっていきますが、色々な感情を秘めていたと察します。

法子からは、女性であること、孤独感、自信と才能のなさ、苛立ち、在日である事の思いを抱えているのを感じました。

そして井上に嫉妬を感じ、それでも彼女が苦しくてももがき続けている様子は伝わり、生きている事に意味はあるし、曝け出す事も恥ずかしいことでは無いと思うのです。

ウラン

芋生悠さんを起用したのは、『37セカンズ』という作品に数シーンに出ていた芋生さんに井上監督からラブコールだそうです!

印象深いシーン

思わず笑ってしまうシーンも、けっこうありましたよ。

井上くんが新幹線に飛び乗ってしまうのもしかりですが、井上くんが撮影の際に監督に視界に入るから邪魔だからどけって、と何度も何度も言われるシーン。

ホルモン焼きのお店に、食べに行くのも2回ほどあって、監督の機嫌によって「どんどん食え!」と言う時と、井上くんが何かやらかした時は、「おまえは煙だけでご飯食ってろ!」とかもありました。

こうして挙げてみると、監督と井上くん絡みばかりですね。(笑)

こういったシーンの時、同じ空間、同じところで思わず何人もの観客が同時に笑う、まさしくそうだったんです。

ウラン

映画館で観るというのは作品だけではなく、こういった映画によって繋がりを感じられるのもあるんですよね!

もちろん、笑いだけではなく感じさせられるシーンもありました。

この作品は、映画愛で繋がっているわけですが、他のことでもそういう情熱の結びつきもあると思います。

映画に関して言えば、観に行く私たちも何らかの繋がりがあるんじゃないかな?と思うわけですよ。

若松監督は映画をつくる人木全さんは支配人としてシネマスコーレを守り、どの映画を上映するかとか、もちろん売り上げも気にしなくてはいけないわけです。

ちなみに、当初の映画館の名前はしねますこーれ、と平仮名で映画の中で収益が上がらない時に監督がカタカナにしときゃよかったんじゃ?と言うシーンがあります。

ウラン

現在は、カタカナでシネマスコーレとして、上映も続けていますよ♪

出演者の方の話で、屋上でのシーンが思い出深いとの事でしたが、日常的なんですが何かいいんですよね。

屋上には、だいたい法子がいて時々井上もやって来て、上から見下ろすと監督や木全さんがいて。

ある日、井上が屋上にきた時に法子は妹や自分が在日であることを話し、そこに来た木全に「今日から、キム・ポッチャって呼んでください」と言います。

「本名で働いてもいいですか?」と言われ、木全が「何言っとる。いいに決まっとるやないか」と答え、法子(キム)が微笑むのが印象的だな、と思いました。

ウラン

法子(キム)の気持ちが軽くなって、再び夢に向かっていけそうな予感!

感動の生舞台挨拶とサイン会

私も、生舞台挨拶の回の鑑賞でしたが、客席は満席で上映後は拍手が湧きました!

この日の登壇者は、井浦新さん、杉田雷麟さん、芋生悠さん、そして井上淳一監督です。

『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』舞台挨拶

生舞台挨拶は、何度か経験がありますが、この時は監督をはじめ、出演者の皆さんのお話をたっぷり聞けて楽しめました♪

そして、考えてみたらわかるんですけど井上青年=井上監督の事なんですよね。

ウラン

わかりにくいですが、井浦さんが着ているTシャツはオリジナルデザインで販売もしているそうです。

実は、舞台挨拶だけだと思っていましたが、なんとサイン会も!

全員にしてくださるそうで、急いでパンフレット購入しましたが長蛇の列でした!

『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』サイン会

写真OKで、カメラ目線の井上監督!

このパンフレット、分厚いな〜とは思っていましたが帰って開いてみると、写真もありますが、ほぼ文字いっぱいで最後には脚本も載っていたんです。

ウラン

これだけでも、情熱が伝わってきました。読み終えるには時間がかかりそうですが。(笑)

そして、井浦新さんにはサイン、握手、少しお話もできました

『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』井浦新さん

優しい雰囲気で、言葉遣いも穏やか、そして握手してくれた手は大きくて温かった!

ウラン

多忙の中、全国各地を巡る皆さんのこの映画への思いを感じ、お会いできた事に感謝し応援しています!

※上記の写真は、映画レビューの記事を書いている事をお伝え、監督にも許可を頂いての掲載です。

『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』のみんなの感想・評判

『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』を見た世の中の人たちはどんな感想を持ったのか、感想や評判を紹介していきたいと思います。

『面白かった』『面白くなかった』という感想に分けて紹介していきますね。

面白い!という口コミ感想

心に染みて、余韻が残る

ウラン

心に突き刺さる言葉も多いんですよね。帰りは歩いて帰ったというのは、余韻を感じたかったんじゃないかな。

若松監督が憑依したような井浦新さんが凄い!

ウラン

井浦新さん自身は、憑依と言われるのは好きではないそうです。ただ、若松監督そのものに見えちゃうんですよね〜。

感想・評価のまとめ

当時の映画に対する熱意、また今作品を制作の熱意を感じました。

本当によい作品に出会ったと思うと同時に、当時まさに青春だった方はもちろん、若い方たちにも是非ご覧になっていただきたいと思います。

エンドロールでは、映画の中の当時の河合塾の映像が流れ、赤塚不二夫さんのお姿も見れたり、余韻に浸れました。

登場人物の人生に寄り添った作品で、井浦新さん演じる若松監督、木全支配人、映画監督を夢見る法子、井上も魅力的に描かれていたのも、好感が持てました。

映画を振り返る度に、この作品がよぎると思えば、これからの人生も楽しくなりそうだと思いませんか?

これから、これから…。

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