『夜明けのすべて』映画のネタバレ感想と評価!キスシーンや恋愛描写がなくてつまらない?

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『夜明けのすべて』映画のネタバレ感想と評価!キスシーンや恋愛描写なくてつまらない?

『夜明けのすべて』を実際に観た感想を述べ、作品の評価をさせていただきます!

面白いのか・面白くないのか、視聴した人はどんな感想や評判なのかも気になるので調査しました。

この記事の内容
  • 『夜明けのすべて』の評価
  • 夜明けのすべて』を観たネタバレ感想レビュー!
  • 夜明けのすべて』のみんなの口コミや評判!つまらない?面白い?

『夜明けのすべて』は、観ていて心が何だか温かくなるそんな優しい作品です。

大きな出来事はないけれど、観終わってしみじみと余韻が残ります。

ウラン

『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこさんの小説が原作の映画化です!

ちなみに、キスシーンやラブシーンはありません。

松村北斗さん演じる山添くんには彼女がいますが、この作品は恋愛ものではないのためキスシーンありません。

付き合っている彼女との話や男女の話ではなく、ツラいものを抱えている同士がお互いを助けていくというストーリーです!

もくじ

夜明けのすべて』のネタバレ感想と評価レビュー

当サイトの評価 4.0

映画『夜明けのすべて』の感想を率直に言いますと、想像以上によかったです!

あまり前知識のない状態で鑑賞しましたが、とても温かく心に残る素敵な作品でした。

個人的な感想は以下です。

面白かった点
  • 山添くんと藤沢さんの関係性の変化
  • 栗田科学で働いている人たちみんなの優しさ
  • プラネタリウムが見たくなる
ウラン

本当に心が暖かくなり、心に残るいい作品です!

上から順に1つずつ感想を述べていきますね!

山添くんと藤沢さんの関係性の変化

パニック障害を持つ山添くん(演:松村北斗さん)と、PMS(月経前症候群)を抱えた藤沢さん(演:上白石萌音さん)は、最初は分かり合えないようにも思えました。

ましてや、PMSは女性特有のものですよね。

藤沢さんが、PMSでイライラを抑えられなくて、感情をぶち撒けるシーンはリアルさが伝わりました。

山添くんが、パニック障害の発作を起こしてどうしようもなく早退してしまうのも、表情や様子から辛さが出ていたと感じました。

2人は違う症状ですが、それでも理解しようとする気持ちが、次第に芽生えていく過程もよかったです!

山添くんと藤沢さんは、恋人でも友人でもなく同僚というだけの関係性でも、相手を助ける事はできると感じていく様子もよかったです。

何と言いますか、男女とか関係なしにまさに人として辛い時に、やり過ぎないように助けるというのは、なかなかできないと思います。

藤沢さんが、イライラしそうになると山添くんの勧めもあって、ひたすら会社の車をガーッと洗うのは印象的でした。

そうか、そうやって自分にとって、少しでも気持ちを切り替える何かを見つけるのは大事なんだな、と生きていく術のようなものを感じました。

ウラン

行きにくい世の中、何かしら辛い事を抱えながらも生きている、という人は実際かなり多いと思います。

栗田科学で働いている人たちみんなの優しさ

2人が働いている栗田科学は、プラネタリウムや顕微鏡のキットを作る会社で、映画でこういう会社というのは珍しいな、と思いました。

この栗田科学は、社長(演:光石研さん)をはじめ、働いている人たちみんなが優しいんです。

現に、山添さんと藤沢さんの苦しさも包み込んでくれて、それはなかなか受け入れてくれる会社はないと思います。

社長は、宇宙の探究をしていた弟を20年前に亡くしていて、その思いを繋いでいきたいという事も、表には出さなくても栗田科学を守る原動だと思います。

現実的に、多くの職場において人間関係などの難しさは多かれ少なかれある世の中において、栗田科学は本当に優しい会社だと思いました。

ウラン

原作小説では、栗田科学ではなく栗田金属なのですが、プラネタリウムのシーンが凄くよくて変更したのも納得です。

プラネタリウムが見たくなる

この作品で、私が最も素敵だと思うシーンはプラネタリウムのシーンです。

科学館でのような大きなものではありませんが、たくさんの人たちが集まりテントの中での上映です。

小さな空間での宇宙も、夜空や星々の美しさは変わらないのです。

見上げると、満点の星空は見に来た人々、そして私たち観客も宇宙を感じる事ができるのです!

ナレーションをする藤沢さんの穏やかな声は、たくさんの星を見上げる人たちに心地よく、日常を忘れ温かい気持ちになれたのは観ていた私も同じでした。

ウラン

久しく見ていない、プラネタリウムが見たくなりました!

夜明けのすべて』のみんなの感想・評判

『夜明けのすべて』を見た世の中の人たちはどんな感想を持ったのか、感想や評判を紹介していきたいと思います。

『面白くなかった』という感想は、ほぼ見つからなかったので『面白かった』『よかった』という感想を紹介していきますね。

面白い!という口コミ感想

優しい気持ちになれる

ウラン

観ていて、心がほっこり優しくなりますね!

役者さんたちの演技がよかった

ウラン

特に、松村北斗さんに関してはアイドルとは思えない演技と高評価ですね!

プラネタリウムへに行きたくなった

ウラン

夢のあるプラネタリウム、やはり見に行きたくなりますよね♪

感想・評価のまとめ

映画『夜明けのすべて』は、特別な事も、大きな出来事も起きません。

内容は違っても、生きにくさを感じている人は案外多いと私は感じますし、私自身も感じる事はあるし、周りでも山添くんと同じ症状という人もいます。

でも、この映画を通して助け合う事や、それにより救われるものがあるのだと感じました。

環境や、周りの理解が必要だったり難しい事もあるのですが、山添くんと藤沢さんはお互いの助けが大きいと共に、職場に恵まれていた事もあるのだと思います。

私は、舞台挨拶ライブビューイングを見たのですが、最後に三宅晶監督から松村さんと上白石さん宛の手紙が司会の方に読まれたのです。

上白石さんは、以前にも三宅監督から卒論!?というボリュームの手紙をいただいた事があるそうですが、今回、壇上でも泣いていました。

なかなか、ここまでしてくれる監督さんはいないと思います。

じわじわと染み渡る作品で、人との関わり方であったり、生きる事がほんの少し楽になれそうな観てよかったと感じさせてくれる作品です。

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